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生成AIを上手に使う力の育て方
現代の子どもたちは、AI技術が急速に進化する時代に生きています。この未来に備えるためには、創造力や感情知能、論理的思考だけでなく、AIを上手に使いこなす力も必要です。
今回は、幼児や小学低学年の子どもたちの保護者を対象に、生成AIを上手に使う力の育て方についてお話しします。
1. 生成AIとは?
まず、生成AIとは何かを簡単に説明します。生成AIは、テキストや画像、音声などを生成する人工知能の一種です。さらに簡単に説明するならば、コンピュータが新しい情報やコンテンツを作り出すための技術のことです。
たとえば、文章を書いたり、絵を描いたり、音楽を作ったりすることができます。生成AIは、私たちが与えたデータや例をもとに、それに似た新しいものを生成します。
代表的な例としては、ChatGPT、DALL-E、Geminiなどがあります。これらの技術は、教育現場でも活用され始めており、子どもたちの学びの質を向上させる手助けとなります。
生成AIは様々なものが、アップデートされながら出てきています。
以下にAIを上手に使うための育て方についてお伝えします。
2. 問いの力を育てる
問いを立てることは、生成AIを上手に使うための基本です。
子どもたちに「なぜ?」や「どうして?」といった質問を投げかける習慣をつけさせることで、彼らの好奇心や探求心を育てることができます。
これにより、AIを利用して情報を検索したり、新しいアイデアを思いつく力が身につきます。
問いの力を育てる方法
- 日常生活の中で子どもに問いかける場面を増やす
- 家庭で簡単な実験を行い、その結果について一緒に考える
- 本を読みながら「この登場人物はなぜこうしたのかな?」と問いかける
問いの力を育てる方法は日々の生活の中で養われます。
「なぜ?」と問いかける習慣をつけましょう。
3. 判断力を養う
生成AIを使う際には、多くの情報を適切に評価し、正しい判断を下す力が求められます。
子どもたちには、複数の情報源を比較し、信頼できる情報を見極める能力を身につけさせることが重要です。
判断力を養う方法
- ニュース記事を一緒に読み、その内容について議論する
- 図書館やインターネットで異なる視点の資料を探す
- 自分の意見を持ち、それを他者と共有する練習をする
子どもと一緒にニュースを見た時に、「このニュース、どう思う?」と聞いてみるといいですね。
4. コミュニケーション能力の向上
生成AIを使う上で、他者と効果的にコミュニケーションを取る能力も欠かせません。
文章を理解し、明確に自分の考えを伝える力は、AIとの対話や情報交換において非常に重要です。
コミュニケーション能力を向上させる方法
- 家族や友達とロールプレイを行う
- AIチャットボットと対話し、質問を投げかけてみる
- 感情や意見を表現する絵本やストーリーを作る
以下の「周りの意見を聞く力の育て方」もぜひ参考にしてみてください。
5. 生成AIを日常に取り入れる
生成AIを家庭の中でどのように取り入れるかについても考えてみましょう。子どもたちは遊びながら学ぶことが大好きです。
生成AIを使ったゲームや学習アプリを活用することで、楽しみながらスキルを磨くことができます。
生成AIを日常に取り入れる方法
- AIを使ったクイズゲームで遊ぶ
- 生成AIが生成する物語を読んでみる
- 家族でAIアートを楽しむ
一例ですが、ChatGPTの運営元であるOpenAIでは、ChatGPTを利用するには13歳以上であること、また、18歳未満の場合は、親権者または法定代理人の許可が必要であると明記されています。
まずは、保護者が生成AIを使用し、子どもに合ったものを生成してから使用できるといいですね。
まとめ
生成AIを上手に使いこなす力は、これからの時代に欠かせないスキルです。
問いを立てる力、判断力、コミュニケーション能力を育てることで、子どもたちの未来がより豊かになるでしょう。家庭でできる簡単な方法から始めて、親子で楽しく学びましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
私の発信が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
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