AI時代に向けて子どもに必要なスキルと
心の土台作りのお手伝い
このブログでは、保健師がAI時代に向けた子育ての情報を発信しています。
モンテッソーリ教育とは?
AI時代が加速する中で、私たちの子どもたちが未来で生き抜くためには、ただ知識を詰め込むだけではなく、柔軟な思考力や創造力が必要になります。ここで、モンテッソーリ教育が重要な役割を果たすことができると私は考えています。
今回は、モンテッソーリ教育についてご紹介します。
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育とは、イタリアの教育者マリア・モンテッソーリによって開発された教育方法です。
この教育法の中心にあるのは、子ども自身が自分の学びの主体となることを大切にする考え方です。
将棋の藤井聡太棋士やGoogleやAmazonの創業者などが、モンテッソーリ教育を受けたとして、脚光を浴びましたね。
子どもの自主性を尊重
モンテッソーリ教育では、子どもたちが「自分でやりたい」「自分で発見したい」という欲求を尊重します。
子どもたちは自分自身で活動を選び、その活動に没頭することで、自分で考え、自分で学ぶ力を養います。
教えることよりも環境を整えること
この教育法では、教師が直接教えることよりも、子どもが自発的に学べるような環境を整えることに重点を置いています。
モンテッソーリを実践している教室は子どもの身長に合わせて作られた家具や、実生活の活動を模倣するための様々な教材で満たされています。子どもはこれらの教材を使って、自分で学ぶことができます。
個々のペースに合わせた学び
全ての子どもが異なるペースで学ぶというモンテッソーリ教育の考えに基づき、個々の子どもに合わせて学習活動が進められます。
これにより、子どもたちは自分の興味や能力に応じて、ストレスなく学ぶことができます。
五感を使った学び
モンテッソーリ教育では、触れる、聞く、見る、匂いを嗅ぐ、味わうといった五感を使って学ぶことが重視されます。
五感を通じて学ぶことで、子どもたちはより深く物事を理解し、記憶に残りやすくなります。
社会性の育成
年齢が異なる子どもたちが一緒の教室で学ぶことが多いのも、モンテッソーリ教育の特徴の一つです。
これにより、年上の子どもが年下の子どもを助けることで、自然と社会性や協力する心が育ちます。
自宅でできるモンテッソーリ教育
モンテッソーリ教育の素晴らしい点は、特別な道具や環境がなくても、日常生活の中で実践できることです。以下に、簡単に取り入れられるアイデアをいくつか紹介します。
多くの方が、「モンテッソーリ教育を受けるには、専門の学校に通わせなければならないのでは?」と考えがちですが、実はそうではありません。
モンテッソーリの教育理念は、自宅でも取り入れることができるのです。その方法について、解説していきます。
自分の世話をする活動
自分で着替える: 子どもが自分で服を選び、着替えられるように、衣類を低い位置に収納しましょう。
最初は手助けが必要かもしれませんが、徐々に自分でできるようになります。
「自分でできた!」その達成感が、子どもの自信につながります。
家事を手伝う活動
食事の準備を手伝う: 子どもが食卓をセットしたり、簡単な食材の準備を手伝ったりできるようにしましょう。
例えば、野菜を洗う、果物をカットする(安全な子ども用のナイフを使って)、食器をテーブルに並べるなどです。
日常の小さな成功体験が、子どものやる気を育みます。
探求心を育む活動
自然との触れ合い: 家の近くの公園や庭で、植物や昆虫を観察しましょう。
触れる、匂いを嗅ぐ、音を聞くなど、五感を使って自然を感じることで、子どもの好奇心や観察力が養われます。
自然は最高の学校です。季節の変化を一緒に感じ取りましょう。
美的感覚を養う活動
アートプロジェクト: 絵を描いたり、粘土で形を作ったりすることで、子どもの創造力や美的感覚が育ちます。
プロセスを重視し、完成品よりも作る楽しみを大切にしましょう。
「どうやって作ったの?」と、子どもの創作物に興味を持つことが、さらなる創造性を引き出します。
数や言語の基礎を学ぶ活動
日常生活で数を数える: 食事の時に果物を数えたり、階段を登る時に段数を数えたりすることで、自然と数に親しむことができます。
物語を読む時間: 子どもと一緒に本を読む時間を持ちましょう。
物語を通じて言語能力を育み、想像力を広げることができます。
子どもの成長を支える
モンテッソーリ教育は、AI時代に必要なスキルや心の土台を育むのに適した教育法であると言えます。子どもたちの自主性を尊重し、彼らが持つ無限の可能性を信じて、支援していくことが大切です。
モンテッソーリの方法を取り入れて、子どもの「できた!」を一緒に喜び、その成長を支えていきましょう。
自宅での日々の生活を通じて、子どもが自立し、学び、成長していく様子を見守っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
私の発信が少しでもお役にたてると嬉しく思います。
skymotherでは、
「AI時代に向けて子どもに必要なスキルと心の土台作りのお手伝い」のオンラインレッスンを実施しております